バフェットソローです。
アーリーリタイアを目指す上で、株式投資、不動産投資、また副業による収入アップ、節約など、色々な取り組みがあるかと思います。その中で、DIYが有利である点があると考えていますので、それについて書きました。
ただし、DIYのみが素晴らしいと言いたいわけではなく、他の取り組みも大切であるとは考えています。DIYの不利な点も、もちろんあるため、それについても書きました。
アーリーリタイアにおけるDIYの有利な点
まず、DIYの効果は下記だと考えています。
金銭を介さずに、直接的にニーズを満たすことができる
ここから生じる、DIYのアーリーリタイアへの有利な点は下記であると考えています。
- 搾取されない:直接的にニーズが満たせるため、税金や企業利益等の、資本投入からニーズを得るまでの中間マージンが取られない
- 持続性:自分の基本的なニーズはあまり変わらないため、覚えたDIYスキル・知識は陳腐化しにくい
- 確実性:DIYスキルを身つけた状態ならば、ほぼ確実にニーズを満たせる(失敗もありますが)
- 即時性:すぐにニーズを満たせる(何かを作るのに時間はかかりますが、収入を得るためにも時間はかかります)
- 再現性:一度やり方を身につければ、何度でも再現可能
図にすると下記になります。
重要なこととして、DIYは収入を得るレベルである必要はなく、単に自分のニーズを満たせば良いという点が挙げられると思います。この点において、”分業による効率化”に一部対抗できると考えてます。この点については別記事を書きました。
収入アップの不利な点
収入アップはアーリーリタイアにおいて重要であるとは思いますが、下記が不利な点であると考えています。
- 税金が取られる
- 収入が得られるかどうかは不確実
- 収入が不安定
- 自分の生み出した価値=収入とはならない
図で表すと下記と捉えてます。
より具体的には(”副業”や”投資”、”キャリアアップ”)
より具体的には、収入アップのために”副業”や”投資”、”キャリアアップ”が言われてますが下記の不利な面があると考えられます。
特に、 今後はAIに仕事がどんどん奪われていくと言われているため、”継続的な勉強が必要(生涯学習)”、”複数の専門性を持つ”、”キャリアを渡り歩く”などの必要性が求められ、また”AIにできないこと”をやることが重要であると言われています。
ただ、個人的には、完全に未来は読めないし、向き不向きもありますし、運もありますので、本当に収入に結びつくのかはかなり不透明であると考えています。
また、人間が何かスキルや知識を習得するための勉強のスピードに比べて、世の中の変化のスピードがかなり早くなってきている(今後はもっと早くなる)ため、頑張っていても置いていかれるということも十分あるかと思います。
もちろん適応していく人もいるとは思いますが、一般化できないですし、万人に当てはめるのは現実的にではないと考えています。
消費によりニーズを満たすことの”不利な側面”
蛇足的ですが、商品・サービスを購入することで自分のニーズを満たすことについては、下記の不利な点があると考えてます
- 自分のニーズに対して過剰であることがある (例:包装、無駄な機能、”ブランド”料、デザイン、見た目)
- 企業の利益が乗っている
- 税金(消費税)が取られる
- 商品・サービスが無くなってしまう可能性がある。
図にすると下記になります。
アーリーリタイアにおけるDIYの不利な点
では、DIYによる”完全自給自足”が一番良いのかというと、そんなことは無いことは明白だと思います。
DIYの不利な点は、
- 全部DIYするのは非効率すぎる(というか不可能)
- 人によって向き不向きがある程度あるので”全部”はできない(だから”分業”があるとも思います)
- DIYスキル習得まである程度の時間がかかる (DIYの内容によりますが)
例えば、”スマホ”を自分で1から作るとなると、鉄鉱石や銅鉱石を掘るところから始まり、さらにはスマホを作るための設備を作るところから始まり、、、と、一生をかけても作り終わらないと思います。
”ゼロからトースターを作ってみた結果 ”という本で、トースターを本当に素材からつくっているのですが、とんでもなく大変で、お金も時間も買うのとは比較にならないぐらいかかっています。トースターでこんな感じですから、もっと複雑なものだと非現実的ですね。。
また、人によって得意不得意や好き嫌いが異なるので、全種類のDIYを万人が実施するのも難しいかと思います。
また、お金を払えば直ぐにニーズを満たせますが、道具やスキル・知識がなければ、まずそれらを買ったり身につけるところから始めなければいけなく、ゼロから始める場合にはニーズを満たすまでに時間がそれなりにかかります。
そのため、DIYをする対象は、それぞれの人や環境に合わせて精査する必要があると考えてます。
DIYの対象は何が適切であるのかについての詳細については、別記事で書きました。
ではでは。
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