【DIY/節約】シミが付いてしまった服は染めると良い&なるべく汚さない染色方法(by DYLON)

DIY

こんにちは、バフェットソローです。

取れないシミが付いてしまった服は、作業着やボロ布となったり処分されてしまうかと思います。特に、白色などの薄い色の生地についてはシミが目立ちやすいため、シミが出来るとすぐに着用できなくなってしまいます。

ただ、言い換えると、色の薄い生地については、濃い色で染めることができ、シミを隠せる可能性が高いです。

そのため、シミが付いてしまった服は濃い色で染めてまた着れるようにすることがおすすめです。
また、最近シミが付いた服を染めており、今まで5回ぐらいDYLONを使って染めているため、DYLONを使ったなるべく汚さないようにした染色方法について書きたいと思います。

実例(シミが付いた白いシャツを染めました)

最近、気にいっていた白い色の開襟シャツにシミが付いてしまっているのを発見してしまいました。クリーニングに出したのですが、付いてからかなり時間が経っていたのか取れませんでした。

今年買ったばかりのお気に入りのシャツだったため、捨てるのは非常に惜しいため、濃い色に染めてシミを隠すことにしました。

<染める前>

<染めた後(黒色)>

シミは全くわからなくなりました。

これは、混合生地(コットン:48% トリアセテート:34% ポリエステル:18%)であるため、濃く染まったところ(コットン)と薄く染まったところ(化繊)があるみようで、シャンブレーっぽいグレーになりました。また、縫い糸はおそらくポリエステルだったのか、染まりませんでした。

少し予想とは違いましたが、これはこれで気に入ったので、来年の春に着るのが楽しみです。

シミがついた服を自分で染めることのメリット

シミが付いた服を染めるメリット

安い(クリーニング一回分とあまり変わらない値段ですし、買い直すよりは遥かに安い)

お気に入りの服がまだ着れるようになる

自分で染めると愛着が湧くので、長く着るようになる(≒節約になる)

(おまけ:そもそも染色作業自体も楽しい&満足度が上がる)

染める方法(DYLON)

ド定番のダイロン・DYLONで染めました。

使用したDYLONの種類

使用したのは”ダイロン プレミアムダイ”の黒(インテンスブラック)です。

また、色落ちがしやすいためカラーストップも使いました

DYLONにはいくつか種類がありますが、よく使われるのは、マルチ、プレミアムダイ、コールドの3つだと思います。

これらの違いは、

  • 価格:マルチが一番安く、プレミアムダイが一番高い
  • 素材:マルチが一番対応種類が多い
  • 染色温度:マルチ:80度、プレミアムダイ・コールド:40度
  • 色の種類

一番安いマルチではなくプレミアムダイにしたのは、低いお湯の温度(40度)で染めることが出来るため(本当に重要)です。

低温(40度)で染められるメリットは、

給湯器のお湯がそのまま使える(マルチは80度のお湯が必要なので沸かさないと作れません。6.5Lの80度のお湯が必要になるため、まじで大変です。)

火傷の心配が無い

マルチの方がプレミアムダイより安いですが、数百円の差なので低温でできる作業性を優先しました。

マルチを選定する積極的な理由は、他で染めにくい素材(ウール、シルク、ナイロン)を使用する場合かと思います。または、他で好きな色がない場合かですかね。

DYLONの種類と繊維の適合表

また、コールドではなく、プレミアムダイにしたのは、今回染めた生地に化繊が含まれているため、より染めやすいと思われるプレミアムダイにしました。

汚さないようにした工夫

ゴム手袋や汚れてもいい服に着替える、染色液をこぼしても大丈夫な場所で染める(お風呂場など)という当然のこと加えて出来るだけ染色液が付着する範囲を狭くするというのが重要だと思います。

私がした工夫は、

ジップロックの袋の中で混ぜる

バケツにゴミ袋を被せて、ゴミ袋内で染める

ダイロンとお湯をジップロックに入れて混ぜました。

ペットボトルでも良いかと思いますが、口が狭いため染め粉をこぼしてしまう可能性があるため、ジップロックのように口が広い方がおすすめです。

あまり汚したくなかった(後でキレイにするのが大変だった)ため、厚手のゴミ袋をバケツに被せ、バケツが汚れないようにしました。

染色作業

1. ジップロックにプレミアムダイを入れ、40度のお湯500mlを入れ、ジップロック内で混ぜる

2. バケツに6Lの40度のお湯を入れ(シャワーから入れました)、塩250gを溶かす

塩を測ります。

3. 上記2つを混ぜる

4. 濡らした染めたい服をバケツに入れて、15分混ぜる

5. 45分放置

6. 水ですすぎます

7. すすいでいって、ある程度色が出なくなったら、洗濯機で ”すすぎと脱水”をします。

ここまでで、一応完成となりますが、結構色落ち(特に最初は)しやすいため、今回はカラーストップもしました。

カラーストップ作業

1. カラーストップの液をお湯で薄めます(浸かるぐらい。)この時のお湯の温度は染める服のタグに書いてある繊維の最高温度です。

2. 濡らした衣服を入れて、15分間時々かき混ぜながら放置

3. 簡単に洗いだ後に、洗濯機で洗剤無しで洗濯します(陰干し)

その他、染色時に気をつけること

糸は服の生地とは違う素材を使っている場合がある

糸は違う素材を使っている場合があるため、染めた後に糸だけ色が薄い・染まってないということがあります。綿糸については問題ないと思いますが、ポリエステル糸の場合は染まらないため、注意が必要です。糸の素材が書いてある商品はほぼ無いかと思いますので、”デザイン”として受け入れる

「混合生地では繊維ごとに濃淡が生じてしまう可能性がある

例えば、縦糸と横糸で異なる繊維を使用すると、濃淡が生じた風合いになってしまいます(私がやったみたいになる)。これはこれでワザとやっているデザインもあるので、良いのですが、その可能性があることについては念頭に置いたほうがいいです。

最後に

手間は少しかかりますが、自分で服を染めるのは1000円以内で出来るため、楽しみとしても、節約としても、オシャレとしてもとてもおすすめです。

ではでは。

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