こんにちは、バフェットソローです。
2020年下期の第二種電気工事士 実技試験合格できました。
これで第二種電気工事士合格になり、電気工事士免許を取ることができます。
電気については全くの素人でしたが、筆記も実技も一発で合格でき、実技試験では時間が10分弱余らせることができました。そのため、実技試験対策としてはかなり良かったのではないかと自分では思っております。
実技試験について全てを一つの記事で書いてしまうと長くなってしまうため、2つの記事に分けました。
この記事では、「コツ・注意すべき点」 について書きました。
別の記事で 「勉強方法・教材・工具」について書いています。
筆記試験対策についても別の記事で書いております。
実技試験の合格へのコツ
実技試験を終えて、実技試験を突破するコツがざっくりとわかってきたと思います。
① 試験の時間配分を決めておく
試験時間は40分しかなく、時間内に終わらないと、一発不合格になります。
そのため、ちゃんと時間配分を考え、練習中に時間内に終わらせるように練習することが重要だと思います。
ちなみに、実技試験終わった後に、周りを見渡してみると、終わっていない人がちらほらいました。
私の時間配分は下記でやりました。
問題文読み込み | 2分 |
複線図作成 | 3分 |
電線・ケーブルの加工 | 10分 |
電線を器具に接続 | 15分 |
スリーブ/ コネクタ接続前の確認 | 2分 |
スリーブ / コネクタ接続 | 5分 |
最終確認 | 3分 |
② 雑にやってOKなところと、きっちりやるべき箇所を理解しておく
テキスト・ブログなどを見ると、各器具ごとに接続する電線・ケーブルの長さが書いてあります。
この書いてある長さについて、全部正確な長さにする必要は無く、正確にやるべき長さと、ある程度ずれていてもOKな長さがあります。それを理解しておけば、無駄な時間を省けるようになります。
各器具に接続する電線の長さは下記です:
A(mm) | B(mm) | ||
連結枠に付けるモノ | 埋込コンセント/単極スイッチ | 100 | 10 |
位置表示灯内蔵スイッチ | 100 | 12 | |
3路・4路スイッチ | 100 | 12 | |
パイロットランプ | 100 | 12 | |
ダブルコンセント/接地極付きコンセント | 100 | 12 | |
単独器具(*私独自の呼び方です) | 露出型コンセント | 35 | 20 |
ランプレセクタクル | 40 | 20 | |
シーリング | 20 | 10 | |
配線用遮断機/ブロック端子 | 50 | 10 | |
電線の接続 | リングスリーブ(小・中 共通) | 100 | 20 |
差込型コネクタ | 100 | 12 |
この中で正確に測って切るべきなのは、上記表の赤字の部分のみでOKです。
残りは、正確でなくても問題ないのでざっくりでOKです。
特に、露出型コンセントとランプレセプタクルについては、「の」の字(輪作り)の作業を確実にこなすために正確にやっておいた方が良いです。
リングスリーブの芯線の長さはざっくりでOKです。リングスリーブから芯線が出て、かつ被覆を噛まなければOKなので。
この、各長さを覚えるのが、私も最初大変でしたが、よく見るとパターンはあまり多くないことに気づきましたので、私は下記のように覚えました。
また、問題に記載されている器具間のケーブル寸法は50%までが許容されているため、きっちり測って切る必要はなく、時間短縮のためにざっくり測ってしまっても問題ないです。
③ 複線図にちゃんと情報を書き込む
試験時間を使ってしまいますが、複線図をしっかり書いておき、できるだけ作業に必要な情報を入れておくことによって、間違いなく作業できることにつながります。
作業中だけでなく、確認・見直し用の情報にもなりますので、減点方式の技能試験では有効であると思います(複線図に情報を入れずに都度作っていくと、見直し・確認するのが大変です)
試験の最初に時間を使ってしまうため、遠回りになると思いますが、結果的に速く正確にできるようになると思います。
複線図に入れておいたほうがいい情報は下記です。
圧着スリーブマーク(or コネクタ種類)
ケーブルの種類
電線の色
④複線図と一緒に各ケーブルの種類・長さ情報をも書く
また、私は、各ケーブルの本数と切る長さと明確にしておくために、複線図と一緒に各ケーブル情報もまとめて書くようにしました。落ち着いて試験に取り組めますし、これが間違いを防ぐために結構よかったと思います。
例としては下記のような感じです。緑色の字で書いているのが、各ケーブル情報です。
⑤「の」の字(輪作り) は絶対にできるようにしておく
候補問題を見ると気づくかと思いますが、全部の問題で露出型コンセントまたはランプレセプタクルが入っているため、「の」の字(輪作り)が必要になります。
さらに、私の経験では実技試験で一番作業として難しいのがこの輪作りでした。また、これに関する欠陥ポイントも多く存在しています。
そのため、「の」の字(輪作り)は確実にできるように、何度も練習をすることをお勧めします。
「の」の字(輪作り)のやり方は?
VVFケーブルストリッパーは必須工具ではないため、参考書にはペンチでやるやり方が書いてあり、実際にやってみましたが、電工ペンチよりも、VVFケーブルストリッパーを使ったやり方が圧倒的に簡単・上手く・速くできます。
「の」の字(輪作り)については、動画で見るのがわかりやすいと思います。
VVFケーブルストリッパーを使用するホーザンさんの動画のやり方で私は上手くできました。
(ただ、何度も練習が必要でした。ただ、のの字についてだけなら、一回数分でできるので、スキマ時間にやってみましょう)
ざっくりとした流れは下記です。
被覆を20mm剥く
Y字にする
被覆の端から3mm上を90度曲げる
ケーブルストリッパーの先で電線の先を持って、くるりと手首を返す
注意すべき点
試験で不合格になる欠陥についてはテキストに記載されていますので、ちゃんと覚えておいたほうが良いです。
私が試験を受けた経験では、特に下記に注意した方が良いと思います。
頑張ってください。
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