こんにちは、バフェットソローです。
アーリーリタイア・FIREした人(や目指す人)を見ると、節約、投資、副業、不動産、高収入(からの節約・投資)などで達成・目指している人がメインなのかなと思っています。
ただ、節約以外については、アーリーリタイアへの再現性については必ずしも高くないのではないかとも考えてます。
FIRE関係の本やブログなどの情報を結構読みましたが、ここ10年の投資環境の良さ(S&P500の10年リターンは13.42%)の影響が大きいと考えてますので、同じ方法で同じ期間で確実にFIREできるのか、少し疑問に感じている点もあります(”方向性”としては同意ですが)。
一方、DIYを取り入れたアーリーリタイアメント(FIRE) は再現性が高いと考えていますので、その理由について書きたいと思います(節約についても同様のことが言えるかと思います)。
アーリーリタイアメントへのDIYの効果は、私は下記と考えています。
”DIYによるお金の節約”+”DIYによる生活の必要額の減少によってアーリーリタイアに必要な額を下げる”
下記の記事で語ってます。
DIYを取り入れたアーリーリタイアメントは再現性が高い4つの理由
下記の4つの理由からDIYを取り入れたアーリーリタイアメント(FIRE)は再現性が高いと考えています。
時代・運の要素がない
求められる能力・適性が高くない
今からでも遅くない
スキル・知識が陳腐化しにくい
時代・運の要素がない
投資だと、たまたま相場環境が良かったり、買った個別株が暴騰したり、ビットコインが暴騰したり(2017年の暴騰など)と、実力もあるとは思いますが、他の人が同じことをして同じ結果が常に得られる可能性がかなり低いかと考えます。コロナでの暴落&その後の上昇なんかは再現性はかなり低いですよね。
また、副業も”当たった事業”について、常にいつでも誰でも同じ結果が出る可能性はかなり低いかと思います(少額ならある程度再現性はあるかと思いますが、時代によって稼ぎやすさはだいぶ変わると思います。ライバルも変わりますので)
一方、DIYについては、時代や運の要素がほぼないので、いつやっても誰がやっても同じように再現できる可能性が高いです。
また自分のニーズも時代によってあまり変化は大きくないので、昔の知識やスキルが陳腐化しにくく、今でも適応できるとことが有利な面だと思います。そして、これからもすぐに陳腐化することは考えにくいです。
例えば、”自炊が不要になる時代”や”たまたまペンキが塗れた”、”たまたまダクトテープ貼って割れが直った”ってのはほぼ無いかと思います。
求められる能力・適性が高くない
”稼ぐ”ということでは、市場からお金を得る必要があるためライバルがいるため、それに勝つ必要があり、そのため、”稼げるレベル”まで引き上げる必要があります。
そのため、他の人より何かしら優れている点がないと、いい収入にはなりません。
そのため、”稼ぐ”というのは、人の能力や適性による面がある程度あり、他の人がやったことが、自分にとって最適であるとは限らないため、万人にとっての再現性は高くないと考えます。
また、個人個人で能力が異なっていると思いますし優劣はないと個人的には思っていますが、その人が持っている能力が”現在の日本で稼げる能力”なのかどうかが重要になってしまうと思います(言い換えると、今、運動能力が高くない天才プログラマーは原始時代ではあまり”稼げない人”だろうと思います)
一方、DIYについては、直接的な”ライバルがいない”というのが大きく、ライバルに勝つ必要が無いです(ライバルは”金銭で購入できるモノ・サービス”でしょうか)。そのため、相対的な優位性を保つ必要がないです。そのため、求められる能力や適性については高くある必要はないと考えています。
以前に同様の内容の記事を書いています。
今からでも遅くない
多くを稼ごうとすると、高い学歴・深い知識・高いスキル・難関資格・多い資本(不動産や株など)など、一朝一夕では手に入れられないモノが必要になってくると思います。
まだ10代の人なら良いですが、30代以降の人にとっては、今から獲得しようとすると、効果が出るまでかなり時間がかかり、就労年齢のかなり後半になってしまう可能性が高いです(年齢制限もある程度では出てきてしまい、”不可能”な部分もあると思います)
資産家の家に生まれる、容姿にすごく恵まれる、超人的身体能力を持つ等、生まれ持った才能についてなど、どうしようもない部分も正直あるとは思います。
また、現段階で投資も種銭がほぼない状態でしたら、投資の効果が出てくる貯めるまでにかなりの時間はかかります。(積立投資は大切だと思いますが、投資は%の世界なので、額が大きくならないと効果は薄いです)
一方、DIYは、稼ぐ必要が無く、プロレベルである必要はないので、低レベルでも”役に立つ”ため今から初めても直ぐになにかしらの成果が出せます(雑にでもペンキ塗ったり、接着剤で止めたり等、小学生の工作のようなレベルでも十分役にたつと思います。)。
また、DIYできることは、意識して探してみると非常に多岐に渡っているため、何かしら出来ること、直ぐに取り書かれることはあると思います。
スキル・知識が陳腐化しにくい
DIYで実施する内容は、単純なモノが多く、また、上記で述べたように”ライバルに勝って稼ぐ”必要がないためスキル・知識はある程度時間が経っても十分に通用します
ただ、かなり時間が経てば古くなっていくかとは思いますが、それでも”効率が悪くなる”だけで”通用しない”ということは無いと思います。そのため、DIYは再現性が高いと言えると考えます。
また、DIYは”繰り返し”発生しうることや”簡単なこと”を実施するのが効率が良いと考えてます。逆に言うと、滅多に発生しない難しい・複雑なことについてはDIYはあまり向いていない(アーリーリタイアの観点では)と考えています。これは別途、DIYの対象についての記事をいつか書きたいと思っています)
まとめ
他のアーリーリタイア・FIREへの要素と比べて、DIYは万人にとって再現性が高い内容と考えます。
そのため、アーリーリタイア・FIREを目指している人には、ぜひDIYも一つの”資本”として取り入れてみてもいいのかと思います。”DIYのみ”ではなく、必要生活費(=必要資本額)を下げるためにDIYがある程度寄与できると思います。
ではでは。
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