人類の進歩のありがたさがわかる動画・本【本当に必要なものがわかる】

DIY

こんにちは、バフェットソローです。

人類は確実に進歩(生命の維持、快適な生活等)していると思っています。ただ、当たり前に身の回りにあるため、人類の文明の進歩の凄さがあまり意識されていないと思います(私もそうです)。

私が見た動画・本の中で、いかに今までの人類の積み上げてきた文明が大切で恵まれているのかを見直せたものを紹介します

また、文明を振り返ることによって、”本当に生活に必要なもの”を見返すキッカケになり、節約につながるとと思ってます

もちろん、普通にエンタメとしてもすごく面白いです。

【動画】エド【60日サバイバル】ザ・無人島生活

超要約

元英国陸軍のエドが、何も持たずに(全裸!)無人島で60日間サバイバルをする!

考えさせられるポイント(ネタバレ少し含みます)

”生存”を確保するためにはこれほど大変なのかということがわかります。。

他のサバイバルと異なるのが、当面の食料や水もなく、道具(衣服すら)も何一つ無いところです。
(当面の生活用の食料や水も無いので、何か生活を整える余裕が最初から無いのが厳しい。。)

「清潔な水、安全で十分な食料、水や食料を加熱し暖をとる火、雨風から身を守る家、身を守る衣服」これらを道具もなしに確保する困難さがエドの辛さを見てよーーーくわかります(また、何かを切断するのにものすごく時間がかかっているため、刃物の凄さがわかります。昔からあるわけです。)

全裸でしたが、彼が唯一持っていたのが”サバイバルの知識”です。これによってエドはサバイバルできるのですが、これも今までの人類が積み上げてきた叡智だと考えると、人類が生存のために積み上げてきたものは凄いなと思い、本当に大切な”進歩”とはこういうものなのだなって感じました(そうするとよく企業が言う”イノベーション”やらが何となく薄っぺらく感じてきてしまいます)

また、漂流物などの島で手に入った人工物は使用していたので、やはりエドでもこれらがないと厳しいのかと思うと、また文明ってすげーなと思いましたし、普段ゴミになっているようなモノ(漂流物でしたし)でも、”何もない世界”から見ると”貴重”なんだと感じました

例えば、動画でも出てきた”水が漏れない容器”ってのが加工しないと自然界には中々ない(作るのも道具がないと結構大変)ってのを思い知りました。

このサバイバルシリーズは他にも、男女全裸サバイバルとか、エドの他のサバイバルシリーズもあってオススメです。

こちらは、Youtube以外にも、ディスカバリーチャンネルの公式でも見ることができます(一部有料です)。

https://www.dplay.jp/show/naked-castaway

【動画】Primitive Technology

超要約

文明社会からは道具や素材を持ち込まず、道具も含めてジャングルにあるものだけで1から生活基盤を作り上げていく

考えさせられるポイント

ジャングルにあるものだけを使って、文明社会からの道具や素材は一切使わずに、作っています(ただ、製作中の食料や水など、作る対象以外は文明に頼っていると思います。そのため”作る”ことに集中しています。言い換えると、”生存”は確保できないとこんなことまでは手が出せないってことですかね)

道具や素材も持ち込まずに作っていくのが凄いです。

また、徐々に文明レベルがアップグレードされていくのが見ていて楽しいです

そのため、見る時には、古いものから順番に見ていのをオススメします。

タイルを一枚一枚作ったりと、気が狂いそうなぐらいの時間がかかっています。。。それをみて、”凄い”と思いつつ、現代の大量生産品の効率の良さを思いこさせながらも、”そんな余裕がない生活”を送っている自分の生活を振り返りたくなってきます。

前の動画のエドが感情豊かな感じで出てきますが、こちらは淡々とした雰囲気がまたいい感じです。

Primitive Technology
Primitive technology is a hobby where you build things in the wild completely from scratch using no modern tools or materials. These are the strict rules: If yo...

【本】漂流

超要約

江戸時代に漂流に合い、今の小笠原列島(鳥島)に流れついた男たちが、水も湧かない無人の島で12年の歳月を過ごす実話ベースの話です。

概要

タイトル漂流

筆者:吉村昭 

ページ数:395ページ

出版社:新潮社

発行年度:1980年

考えさせられるポイント(ネタバレ少し含みます)

今までの動画は自分が望んでやっているのに対して、これは、望まずにサバイバル環境に身を置かれており、生きられるか、また、いつ帰れるかわからない状態に置かれているため、”精神的な”キツさは計り知れない状態なのが異なっている点です。

この流れ着いた島には、生存への資源がかなり乏しく、木もない、川もなく水も無い(雨水を溜めて飲んでます)という状態でして、唯一ユニークで使える”資源”が大量の海鳥(渡り鳥)です。食料としたり(乾燥肉を作って保存食ともしてます)、卵の殻で雨水溜めたり、この資源がなければ生き延びられませんでした。ただ、脱出するのには漂流物に頼っていたりしており、また、徐々に人が亡くなっていき(精神的なことに加えて、栄養素の偏りがあると思います)、限られた資源ではできることが限られていると実感します(だから”無人島”なんだろうとも思います)。また、人とのつながりや”希望”というのが人によって重要な位置を占めるだなと、そういう失われた環境を見ると感じます。

ここから、その土地で手に入れられる資源など、生活環境が重要であるかがわかります。

それと同時に、今の我々の生活が物流貿易によって如何に成り立っているのかを考えさせられました。

【本】ゼロからトースターを作ってみた結果

超要約

トースターを”まったくのゼロ”(つまり原材料から)から作ること

概要

タイトルゼロからトースターを作ってみた結果

筆者:トーマス トウェイツ 

ページ数:211ページ

出版社:新潮社

発行年度:2015年(文庫版)

考えさせられるポイント(ネタバレ少し含みます)

上述した動画・書籍と重なりますが、鉄や銅などの原材料から作ることの過程を見ることで、現在の技術の集積がいかに凄いかがわかります。

この本特有に強く感じるのは、やはり全てをDIYするのは非効率であり、人の手がかかっていない工業化された製品(かつコモディティ製品)については購入したほうが時間・費用対効果は高いと実感させられます。DIYをこのブログでは推奨していますが、別の記事でも書いたように、DIYの対象は絞ったほうが良いと改めて考えさせられました。

【本】この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

超要約

文明が滅びたあとに、再び文明を再建するためには、どの順番でどうすれば良いのかを考察しています

概要

タイトルこの世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

筆者:ルイス ダートネル 

ページ数:347ページ

出版社:河出書房新社

発行年度:2015年

考えさせられるポイント

あらゆる科学技術・知識・製品の積み重ねで今の社会が成り立っているのかがわかります。

一つでも欠けると他の技術が成り立たなくなってしまい、現在の文明を再建できなくなってしまいます。

例えば、石灰(炭酸カルシウム、そのシンプルな派生である消石灰)によって、廃水処理、石鹸や石灰モルタル、セメント等に使われ、そこから衛生状態の改善や、建築性の向上につながることで、更に発展していくことになっていきます。

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました